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Vilma Frankl-Mihalek

ヴィルマ フランクル ミハレック社 ハ１９２３年以来 ウィーン独自の

繊細な刺繍の プチ ポアン製品を手作りで 製造しています。

ハンドメイドの高級品

プチポアンのハンドバック１個を製作するには 細かいステッチで ６５０程の

色の陰影をつけていくため 5ヶ月の時間が必要となります。

1㎝平方にハーフクロスステッチで４００のステッチを 場合によっては

ルーペを使い刺繡します。

出来上がったプチポアンは様々な製品へと仕上げられます。

長い伝統を誇るプチポアン

プチポアンは もともとは フランスの宮廷で生まれました。とはいえ

この当時はプチポアンより目の粗いゴブラン刺繡が主流でした。

その後 刺繡の技術はフランスからオーストリアの宮廷に伝えられ

皇后 マリア テレジアによって現在のような極めて繊細な完璧な技法へと

高められました。

世代が改まり時代を経るにつれ プチポアンのステッチはさらに細かくなり

糸は益々細かく 色彩はさらに洗練されていきました。プチポアンは

バッロック ロココの時代に 頂点をむかえます。

現在でもこの時代に生まれたステッチや図柄が見本として 用いられており

特にフランスやオランダのマイスターによる作品がウィーン独特のプチポアンの作品に

色濃く反映されています。

細かい手作業が作り上げる芸術品

家族経営のヴィルマ フランク ミハレック社では 顧客との個人的なつながりを

大切にし お客様の希望を反映した製品つくりに努めています。

現在 この様な形でプチポアンの製作を行っている企業は世界でも数えるほどしか

残っていません。ヴィルマ フランク ミハレック社ではシーズンにより１００から

２００人の女性に自宅でのプチポアン製作を依頼しています。

どんなに熟練した お針子さんでも 1時間に約６００から８００ステッチ 1日

最大4時間の作業が限界です。